マタイ18:20 二人か三人がわたしの名において集まっているところには、わたしもその中にいるのです
2020年に始まったコロナ禍も4年目に入りました。
コロナが私達の信仰に与えた影響の一つは信仰の個人化の加速です。もともと社会全体が個人化している傾向にありましたが、コロナ禍で教会での礼拝が閉じられネットでの礼拝配信が普及したことによって、「礼拝」が家庭・個人の領域で完結出来てしまうようになり信仰の個人化が進みました。
もちろん礼拝がネット上に広がったことで病気や諸事情で礼拝に来られない方に礼拝が届くようになった等のメリットもあるので、「礼拝のネット化」は一長一短であり、善し悪しを問う必要はありません。
重要なポイントはコロナ禍という歴史の流れの中で生み出された「聖徒の交わりの回復」という教会の課題にしっかりと取り組むことです。
そのような中、教会では2020年の9月から聖徒の交わりを持つために「スモールチャーチ:SC」をスタートさせました。
「一ヶ月に一度、5分でもいいので信仰の交わりを持とう!」を原則とし、礼拝後、家庭礼拝、電話での交わり、LINEやZOOMなど、あらゆる場所と方法を用いて「小さな信仰の交わり」を続けてきました。
主はこの小さな教会内での働きを用いて下さって現在、二人単位の小さなSCが11組、数人単位で集まっている大きなグループが5つあります。いずれも共に祈り合ったり、み言葉を一緒に学んだりする良い交わりの場所となっています。
2023年はこのSCを前進させていくことを主からのチャレンジとして受け取っています。新会堂建築も同時に前進させていきますが、外側が立派になるだけでは教会は成り立ちません。
私達キリスト教会にとって最も大切なことは「主を愛し、主にあって互いに愛し合うキリストの弟子」が建て上げられることです。
そして、互いに愛し合う弟子の群れは同じ礼拝に出席しているだけでは生まれません。互いに挨拶を交わし、お互いのことを語り合い、励まし合い、祈り合い、共にみ言葉を聴く、そのような人格的な関係の中で愛は生まれ育まれます。
どうぞ皆さん、「聖徒の交わりを建て上げる」というビジョンを共に受け取って下さって、小さな交わりにご参加ください。
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