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不屈の精神


使徒4:29 主よ、今こそかれらの脅しに目を留め、あなたの下僕たちが、思い切って大胆にみ言葉を語ることが出来るようにしてください。

これはある人物の経歴である。事業に失敗すること2回。26歳で恋人と死に分かれ、27歳で神経の病をわずらう。34歳から5年間に3度選挙に落選。46歳で上院議員に落選。47歳で副大統領になろうとするが失敗。49歳で上院議員選挙に落選。生涯落選した回数8回。

しかし、51歳でアメリカ合衆国大統領となる。この人物の名はアブラハム・リンカーンである。


リンカーンの有名な紹介文ですが、彼はまさに不屈の人でした。困難や失敗に決してくじけず、チャレンジし続けることによって偉大な人生を築きあげました。私達の信仰人生においても、あきらめない不屈の精神が大切です。


しかし、問題は実際に不屈の精神を持つことが簡単でないことです。どうすれば私たちも不屈の精神を持つことが出来のでしょうか?


一般的に成功哲学では不屈の精神の源泉を「特別な努力・覚悟にある」としますが、そもそもが普通ではない努力なので結局不屈の精神は限られた才能の領域だということになります。普通の努力しかできない私達は「無理だ。」とあきらめる結果になってしまいます。しかし、残念がる必要はありません。なぜなら、本当は不屈の精神の源泉は才能ではないのです。


聖書は不屈の精神は恵みなのだと語ります。使徒の働きに登場する初代の教会の聖徒たちは私達と変わらない普通の人でした。しかし、彼らは驚くべき不屈の精神を持っていました。どんな迫害や困難にも打ち負かされない驚くべき信仰の人々でした。彼らの不屈の精神の源泉をヴァルター・リュティーはこう記しています。



(特別ではない弱い弟子たちは)迫害を受けたとき、いかにも彼等らしいと思われることを語りました。「これを聞いた人たちは心を一つにし、神に向かって声をあげた。…主よ、今こそかれらの脅しに目を留め、あなたの下僕たちが、思い切って大胆にみ言葉を語ることが出来るようにしてください。使徒4:24,29」


ここで彼らは祈り求めています。なぜなら、信仰を告白する勇気は上から与えられる賜物であり、不屈の精神は恵みであることを彼らは知っているからです。


これが初代の聖徒たちの秘訣でした。彼らは特別な努力によって不屈の人になったのではく、神の恵みによって不屈の人にされたのです。



不屈の精神は才能ではなく神からのプレゼントです。祈り求めるなら誰でも同じ不屈の精神を恵みとしていただけます。

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