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従順を学ぶ


Ⅰサムエル15:22 見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。


私は今年の5月から7月末まで三叉神経痛を患いました。この病気は何らかの要因によって顔面の神経が刺激されるものですが、とても痛いことで有名な病気です。


私の症状にもかなりの痛みが伴い、薬を飲んでも眠れない日々が2か月近く続きました。検査を続けて7月末には奥歯に痛みの原因があることが分かり、根本治療をして痛みから解放されたのですが、私は不眠が続いたせいで生活のリズムを崩し完全に疲れていました。


「休みたい。」と思いが押し寄せる中で、8月の初めごろに同じグループの教会から一本の電話を受け取りました。電話の内容は連絡的なものでしたが、電話口の牧師夫人が会話の最後に、唐突に「道夫先生。休まないとダメよ。休むときは思い切って休みなさい。」と言われました。


私は会話では自分の状況を全くお話ししてなかったので、その言葉は神様からのメッセージだと確信しました。そして、その日は素敵な神様のメッセージに感動して説教などの教会の仕事をちょっと休もうと心に決めたのですが、数日後、教会の状況を考える中で「もうちょっと頑張ろう。」と心変わりして休むことをやめてしまいました。しかし、それがいけませんでした。  


結局その後、私は生活のリズムを取り戻すことが出来ず、どんどん疲れの中に埋もれていきました。9、10月には無気力と著しい集中力の欠如などの症状が現れ、説教原稿などを書くことが出来なくなってしまいした。睡眠障害からくる軽いうつ状態になってしまったのです。幸い心療内科を受診して薬を処方してもらい、すぐに症状は改善して今は元気になりました。


今回のことは御声に従うことを学ぶための手痛い授業になりました。私は神様が語って下さっていると確信があったのにも関わらず、それを軽んじで自分の計画と思いを優先させてしまいました。結局それは私にとって益となるどころか、私自身を破壊しかけるような結果となりました。


羊を愛される羊飼いなる主は、私を守り導くために御声をかけてくださいます。ですので、聖書は「主の声に聴き従うこと以上にあなたにとって大切なことはない。」と教えるのです。私は自分の愚かさの中でそれを学びました。

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