私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。Ⅰコリント2:12
「聖霊が働かれると最初に世界観が変わります。」先輩の牧師がメッセージの中で語ったこの一言はそれまでの私の聖霊理解を一変させてくれる言葉となった。
聖霊は癒しや奇跡を行う方である以上に、見えてないものに気づかせて下る方である。エデンの園に風(聖霊)が吹くと、アダムは自分達が犯した罪の重大さに気づいた。ペンテコステの朝に弟子たちの祈り場に風が吹くと、意気消沈していた弟子たちは主の十字架の死と復活がいかに素晴らしい恵みかと気づかされ、神を褒め称えながら福音を屋上から人々に叫んだ。
聖霊が私達の内側を吹き抜けられるとき世界観が一変する。喜びだと思っていたものが罪であることが分かり、すでに頂いている恵みの大きさに気づく。パウロが語るように聖霊は私達が神のから”賜ったもの”を知らせ、私達の世界観を一新して下さる。 また、世界観が変わるということは実際の行動も変わるということだ。例えば、スーパーで今まで見向きもしなった一つのお惣菜が「ものすごくおいしい!」と知ったら毎回そのお惣菜を買うようになる。しかも、頼まれるのでもなく、強いられるのでもなく、喜んで自分から買いに走るようなる。同じように聖霊によって世界観が変えられていくとき、生き方が変えられていく。変化のカギはいつだって努力ではなく聖霊なる神様にある。
「求めなさい。そうすれば与えられます。……天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。ルカ11:9-13」
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